フライング (F) ・出遅れ (L) ・失格・妨害失格・転覆等の事故ポイントを出走回数で割った指標。 0.70 を超えると級別降格対象となるため、選手は事故率を厳重に管理しながらレースに臨む。 予想者にとっては選手のスタート安定性を測るシグナルとして必読のデータ。
事故率とは、選手が一定期間内に犯したレース上の事故 ─ フライング (F)、出遅れ (L)、失格、妨害失格、転覆、落水、エンスト等 ─ を、所定の事故ポイントに換算し、出走回数で割って算出する指標です。
競艇選手は半期 (前期 5〜10 月 / 後期 11〜4 月) ごとに勝率・複勝率・事故率を集計され、級別審査 (A1 / A2 / B1 / B2) の対象となります。 事故率の上限基準は0.70と定められており、半期で 0.70 を超えると級別降格の処分が科されます。 予想を組む側にとっても、事故率はその選手のスタート安定性・モーター調整力・体勢維持能力を測る重要シグナルです。
事故率は、事故ポイントの合計÷出走回数で算出します。事故ポイントは反則の種類ごとに重みが異なります。 代表的なポイント配分を整理しておきましょう。
事故率の数値だけ見ても、それが「悪い」のか「普通」なのかを判断するには目安レンジが必要です。 競艇選手約 1,600 名のうち、トップ選手と一般選手では事故率の水準も大きく違います。実戦的な目安を整理します。
競艇選手の級別 (A1 / A2 / B1 / B2) は、勝率・複勝率・事故率の3 軸で半期ごとに審査されます。 事故率は他の 2 軸と性質が異なる「下限合格点」で、0.70 を一度でも超えると勝率がどれだけ高くても降格する厳格な仕組み。
| 勝率・複勝率 | 事故率 | |
|---|---|---|
| 性質 | 高いほど上位級に上がりやすい | 低いほど級別を維持できる |
| 審査の方向 | 上限なし (高ければ高いほど良) | 0.70 が絶対上限 |
| 半期での加算 | 各レース順位で加点 | F / L / 失格等で事故ポイント加算 |
| 降格メカニズム | 勝率不足で 1 段階降格 | 0.70 超で強制降格 |
| F 持ちへの影響 | 低リスク | F 1 本で +0.02、累積すると致命的 |
BOATCRAFT では選手の事故率と F / L 履歴を統計モデルの入力特徴量に組み込んでおり、事故率の高い選手はスタート評価でやや厳しめに評価されます。 特に直近で F を出した選手は事故率の上振れが目立つため、注意フラグが立ちやすい設計。
「スタートつまみ」を上げる ─ ST 平均と事故率の重みを強める設定。事故率の高い選手と低い選手が混在するレースで、安定性を重視した予想を組めます。
「直近フォームつまみ」を上げる ─ 直近 10 走で F / L を出した選手の慎重化バイアスを反映。事故率が前期で悪化した選手は次期スタートが守りに入りがちです。
選手詳細画面 ─ 半期の事故率、F / L 持ち回数、転覆履歴を一覧で確認可能。事故率 0.50 超の選手は要警戒として赤系で表示されます。
「事故率」は選手の安定性を測る重要シグナル。 100 を超える専門用語を 12 カテゴリで整理した用語集で、競艇予想の解像度を上げてみてください。