- 何を見る
- 各艇のコース(1〜6)と進入位置。競艇は1コースが圧倒的有利で、全国平均の1コース勝率は約52%。
- 効く局面
- 枠なり進入が多い一般戦。徳山・大村・芦屋などイン天国の場。冬場の北風・東風で内側が伸びる時。
- 効きにくい
- SG/G1の準優・優勝戦(ベテラン選手が前づけで進入を崩す)。戸田・江戸川・蒲郡などの荒れ場。
- 相関つまみ
- 19. 会場特性 ↑ / 3. 当地勝率 ↑ / 4. モーター ↓(イン信仰と機材軽視はセット)
- 推奨レンジ
- 一般戦 0.7〜1.0 / SG・G1 0.4〜0.6 / 荒れ場 0.3〜0.5
4モデルブレンド予測
BOATCRAFTは、単一のAIモデルで予測していません。 4つの独立した機械学習モデルが、それぞれ異なる視点からレースを予測し、 最後にブレンドして最終確率を算出します。
単一モデルは、学習データの偏りやノイズの影響を受けやすい弱点があります。 複数モデルのブレンドによって、それぞれの弱点を補完し合うことができ、 個別モデルより安定した予測精度を実現します。
それぞれのモデルは、同じ27年分・1,000万件超の学習データを使いますが、 重視する特徴量が異なるため、予測結果に差が出ます。 この差をブレンドすることで、より堅牢な予測が可能になります。
なぜ勾配ブースティング系を選んだか
4モデルすべてに、表形式データで実績のある勾配ブースティング系の機械学習手法を採用しています。 ニューラルネットワークやランダムフォレストなどの他の選択肢と比較して、以下の点で有利と判断しました。
- ◆表形式データで高い精度
- ◆1,000万件規模のデータも現実的な時間で学習できる速度
- ◆特徴量の重要度が可視化できる(解釈性)
- ◆欠損値をそのまま扱える(無理な補完が不要)
特に競艇データは、展示タイムや気象情報が欠損することが多く、 欠損値をそのまま扱えることが実運用で効いてきます。
ブレンド予測の仕組み
4つのモデルが出した確率を、加重平均して最終確率を算出します。 単純平均ではなく、ユーザーが「23のつまみ」で設定した重みを反映したブレンドです。
23つまみの設計思想
既存の競艇予想アプリのほとんどは、「予想を見せる」ことに特化しています。 BOATCRAFTは逆の発想で、「予想を作る道具」を提供します。 そのための仕組みが23つまみです。
各つまみは0.1刻みで調整可能で、自分がどの要素をどれくらい重視するかを 数値で設定できます。例えば「大村ミッドナイトはコース重視・モーター軽視」のように、 会場・時間帯ごとに違うチューニングを保存できます。
① 全体俯瞰:23つまみの内訳
23要素 × 5段階で、理論上の組み合わせは天文学的なパターン。 これは、全ユーザーが自分専用のロジックを持てる数学的余地を意味します。 ここから先は、つまみ1本ずつの「効かせどころ」を職人視点で解剖していきます。
② 職人解説:つまみ1本ずつの使い方
つまみは0.0〜1.0の5段階。強度を上げるほど、そのモデルの予測が最終ブレンド確率に占める比重が増します。 ただし「全部最大」は「全部最小」と同じく個性のない予測になります。どこを上げたかよりも、どこを下げたか—— これが職人のチューニングの本質です。
- 何を見る
- 直近の全国成績から算出した1着率の目安。A1級は 6.50 以上、A2級は 5.50〜6.49、B1級は 4.00〜5.49。
- 効く局面
- 選手の基礎能力差が明確な節(B1B2混成戦、新人戦)。SG常連と若手の混在レース。
- 効きにくい
- 全員A1のSG・G1(勝率差が小さく分離不能)。当地と全国の相性が大きくズレる場(徳山・大村など)。
- 相関つまみ
- 9. 級別 ↑ / 16. 全国2連率 ↑
- 推奨レンジ
- 初心者は 0.7 でOK。慣れたら 0.5 に下げて当地勝率とモーターで差別化。
- 何を見る
- その場での成績に絞った1着率。全国勝率と乖離が大きい選手は「場の相性」が出ている。
- 効く局面
- クセの強い場(尼崎・戸田・江戸川・蒲郡・鳴門)。今節中日以降でデータが溜まった段階。
- 効きにくい
- 初斡旋選手が多い節初日(サンプル不足)。全員が「初めての場」に近いケース。
- 相関つまみ
- 17. 当地2連率 ↑ / 19. 会場特性 ↑ / 13. 地元 ↑
- 推奨レンジ
- クセ強い場 0.8〜1.0 / 平均場 0.5 / SG遠征陣メインなら 0.3
- 何を見る
- 当節モーターの機力。30%以下は低調、35%前後は平均、40%以上は好気配、45%超はエース機。
- 効く局面
- 1マーク攻め・差し主導の場(尼崎・住之江・戸田)。展示で伸び色が明確に違う時。
- 効きにくい
- 前検・初日(モーター数値がまだ前節引き継ぎで不確定)。全員が似た数値に収斂している節。
- 相関つまみ
- 5. 展示T ↑(同じ気配を2角度から)
- 推奨レンジ
- 機力勝負の節 0.8 / 選手力勝負 0.3〜0.5
- 何を見る
- スタート展示後の伸び足の実測値。6.55〜6.85秒が一般的レンジ、0.03秒差でも体感は大きい。
- 効く局面
- 当日気象を織り込んだリアル気配。若手・中堅の混在戦でペラ調整の差が出る時。
- 効きにくい
- ベテラン選手が意図的に流している時。水温が極端(真夏・真冬)で全員タイムが出ない時。
- 相関つまみ
- 4. モーター ↑ / 14. 風速 ↓(風でタイム歪みが出る)
- 推奨レンジ
- 若手多い節 0.8 / ベテラン多い節 0.5
- 何を見る
- 直近半年の平均スタートタイミング。0.15 以下はトップクラス、0.16 が平均、0.18 以上は遅め。
- 効く局面
- 向かい風 4m 以上(スタートで差がつきやすい)。平水面でのスタート一発勝負。
- 効きにくい
- 追い風強風(全員STが揃う)。F持ち選手(慎重になるので平均より遅れる)。
- 相関つまみ
- 12. 今節ST ↑ / 10. F/L数 ↓
- 推奨レンジ
- 向かい風時 0.9 / 平水面 0.7 / 追い風時 0.4
- 何を見る
- 男子 51kg、女子 47kg が基準。重量級(55kg以上)は行き足不利、軽量級は機動有利。
- 効く局面
- 波高 10cm 以上の荒水面(江戸川・蒲郡・尼崎・鳴門)。重量ハンデが明確に効く節。
- 効きにくい
- 平水面・無風。屋内調整でモーターがカバーしきれる場。
- 相関つまみ
- 15. 波高 ↑ / 4. モーター ↑
- 推奨レンジ
- 荒水面 0.6〜0.8 / 平水面 0.2
- 何を見る
- 競艇は他競技と比べ年齢耐性が高く、50代以上でも勝ち続ける選手は珍しくない。一方で25歳以下の若手の伸びは大きい。
- 効く局面
- 若手G3・新人王決定戦(勢い重視)。50代ベテランのホーム場・得意場。
- 効きにくい
- 中堅30〜45歳が主役のSG・G1(年齢差が機能しにくい)。
- 相関つまみ
- 9. 級別 → / 12. 今節ST ↑
- 推奨レンジ
- 若手重視 0.7 / 一般 0.3〜0.5
- 何を見る
- 直近半年の勝率・出走回数・事故率で半期ごとに更新される階級。A1(上位約20%)/A2/B1/B2。
- 効く局面
- 級別混成戦(B1B2 に A1 がポンと入る時)。B級戦で A 級選手の格上ポジション。
- 効きにくい
- 全員A1のSG。全員B1のローカル。階級差が小さい時。
- 相関つまみ
- 2. 全国勝率 ↑ / 16. 全国2連率 ↑
- 推奨レンジ
- 一般戦 0.6〜0.8 / SG・G1 0.3〜0.4 / B級節 0.5
- 何を見る
- 累積F数・L数。F持ちは次節以降のスタートが慎重化し、3本目は出場停止(長期斡旋停止)。
- 効く局面
- F持ち選手の節初日〜中日(スタートが0.02〜0.05 秒遅れる傾向)。
- 効きにくい
- F ペナルティ消化後。最近スタート復調してきた選手。
- 相関つまみ
- 6. ST ↑ / 12. 今節ST ↑
- 推奨レンジ
- 常時 0.5〜0.7
- 何を見る
- ボート(船体)単体の2連率。モーターほど差が出にくいが、同モーター・異なるボートで差がつく場合の補助指標。
- 効く局面
- モーター差が小さい節。ボート使用回数がある程度積み上がった中〜後半。
- 効きにくい
- モーター差が大きい節(ボート差は埋もれる)。
- 相関つまみ
- 4. モーター →(主役はモーターに譲る)
- 推奨レンジ
- 常時 0.3〜0.5(モーターほど強く引かない)
- 何を見る
- 当節に限った平均ST。過去半年のSTより「今このタイミングでのスタート状態」を表す、鮮度の高い指標。
- 効く局面
- 節中日以降(3日分以上のサンプル)。F持ちで慎重化してる選手の実測。
- 効きにくい
- 節初日(サンプル数 0〜1)。
- 相関つまみ
- 6. 平均ST ↑ / 10. F/L数 ↑
- 推奨レンジ
- 中日以降 0.8 / 初日 0.3
- 何を見る
- 選手の支部と開催場の地域が一致する「地元選手」フラグ。水面慣れ・メンタル・応援の三重ボーナス。
- 効く局面
- 周年記念・地元記念などのG1。支部単独開催節。
- 効きにくい
- 遠征選手メインの一般戦。SG(全国から地元が少数)。
- 相関つまみ
- 3. 当地勝率 →
- 推奨レンジ
- 地元記念 0.6〜0.8 / 通常節 0.3〜0.5
- 何を見る
- レース開始時の風速。向かい風 4m 以上 or 追い風 5m 以上で水面が大きく変わる。
- 効く局面
- 向かい風 4m以上(1コースの逃げ切りが難しくなり、差し・まくりが決まる)。平和島・江戸川の冬の北風。
- 効きにくい
- 屋内・風 0〜2m の穏やか日。
- 相関つまみ
- 6. ST ↑(向かい風)/7. 体重 ↑(強風時)
- 推奨レンジ
- 予報 5m 以上 0.8 / 微風予報 0.2
- 何を見る
- 水面の波の高さ。5cm 未満は平水、10cm 以上は荒水面、15cm 超は大荒れ。
- 効く局面
- 荒水面の場(江戸川・蒲郡・鳴門)、強風日。重量級選手の不利が顕在化する時。
- 効きにくい
- 屋内場・風静穏日。
- 相関つまみ
- 7. 体重 ↑ / 4. モーター ↓(機力で覆せない時)
- 推奨レンジ
- 荒水面時 0.7 / 平水面時 0.2
- 何を見る
- 2着以内に入る確率。勝率より高い値を取り、連対の安定感を表す。50%超は優秀、40%前後が平均。
- 効く局面
- 2連複・3連複狙い。本命流しの相手選びで効かせる。
- 効きにくい
- 3連単頭固定の相手探し(1着勝率の方が効く)。
- 相関つまみ
- 2. 全国勝率 ↑
- 推奨レンジ
- 連複狙い 0.8 / 単勝狙い 0.4
- 何を見る
- その場での2連率。当地勝率と当地2連率の乖離から「1着はないが3着以内には来る」タイプが見える。
- 効く局面
- クセ強い場で2-3着の「刺し切りタイプ」を拾いたい時。
- 効きにくい
- 初斡旋選手が多い節。
- 相関つまみ
- 3. 当地勝率 ↑ / 16. 全国2連率 →
- 推奨レンジ
- 連複狙い+クセ強い場 0.8
- 何を見る
- 累積L数。出遅れ(1秒以上のスタート遅れ)は不成立扱い+期間ペナルティ。
- 効く局面
- L持ち選手のスタート慎重化。特に節初日は要注意。
- 効きにくい
- Lリセット後。スタート復調が確認できた後。
- 相関つまみ
- 6. ST → / 10. F/L数 →
- 推奨レンジ
- 0.3〜0.5
- 何を見る
- その場の過去5年1コース勝率。徳山 62.6%(天国)〜 戸田 40.7%(地獄)まで、場ごとに 20pt 以上の差がある。
- 効く局面
- イン天国 / 荒れ場の両極端。場の攻略方針を予想の軸にしたい時。
- 効きにくい
- 標準場(47〜53%、24場中半数)。
- 相関つまみ
- 1. コース ↑ / 3. 当地勝率 ↑
- 推奨レンジ
- 極端場 0.7〜0.9 / 標準場 0.3〜0.5
- 何を見る
- その選手が各コース(1〜6枠)でどれだけ勝ってきたかの実績率。「枠なりの全国勝率」と違い、「1枠のときはこのぐらい、5枠のときはこのぐらい」と枠ごとに粒度が立つ。
- 効く局面
- 枠運に恵まれない選手が多いレース。外枠A1・内枠B級が混ざる節などで、枠別の実力差を表現したい時。
- 効きにくい
- C率サンプル数が少ない選手(
cRateSamples < 5)が多いレース。データ薄で中立扱いになりやすい。 - 相関つまみ
- 01. コース ↓(C率を信じる=コース固定思想を下げる)/ 11. 級別 →
- 推奨レンジ
- 記念レース以上 0.5〜0.8 / 一般戦 0.3〜0.5
- 何を見る
- 締切直前の複勝オッズ(3着以内の払戻倍率)。このつまみだけAI・統計とは別物で、「今の投票状況」を予想スコアに直接乗せる。
- 中立点
- 2.5が中立。2.5丁度では影響ゼロ。2.5より上げれば逆張り(高オッズ優先)、下げれば順張り(人気優先)。
- 効く局面
- AI上位×高オッズが目立つレース。市場が見落とした人気薄を拾う「妙味狙い」で威力を発揮。
- 効きにくい
- 3連単1点買い・堅い本命狙い。オッズ情報は的中時の配当を捉える指標なので、シンプルに本命を当てたい時はニュートラル推奨。
- 相関つまみ
- 11. 級別 ↓(級別無視 ✕ オッズ高)は荒れ狙いの定番 / 06. 平均ST →
- 推奨レンジ
- 堅め狙い 1.5〜2.0 / 中立 2.5 / 妙味狙い 3.0〜3.5
③ つまみ相関マップ:セットで動かすつまみ
つまみは独立していません。ある一本を上げた時、セットで動かすと「設計意図通りに効くペア」と、逆に「上げすぎで濁るペア」があります。以下は実戦で頻出する相関パターンです。
④ シーン別チューニング例(プリセット8選)
職人は同じチューニングで走りません。場 × 時間帯 × 節の進行度に応じて、つまみを寄せ直します。以下はそのまま保存しておける実戦プリセットです。
⑤ アンチパターン:こういう設定は避ける
失敗例から学ぶのも職人のうち。以下は「やりがちだが精度を落とす」チューニングです。
データパイプライン
予測の精度は、使うデータの質と量で決まります。 BOATCRAFTは27年分・1,000万件超のレースデータを学習と検証の両方で使い、 常にその日の最新情報を反映した状態で予測を提供しています。
| データ種別 | 内容 | 規模 | 期間 |
|---|---|---|---|
| 出走表・選手情報 | 番組・級別・勝率・ST・F/L 等 | 約258万件 | 2000〜2026 |
| レース結果 | 着順・タイム・展示タイム | 約391万件 | 1999〜2026 |
| 払戻金 | 2連単・3連単・3連複 ほか | 約418万件 | 1999〜2026 |
| オッズ(現在値) | 締切直前のリアルタイム反映 | 常時更新 | 2026〜 |
| オッズ履歴 | 変動パターン学習用 | 蓄積中 | 2026〜 |
合計1,000万件超、27年分のデータを、型チェック・欠損監視・異常値検出を通した上で学習に投入しています。 直近では10項目の品質検証バッチを全てパスし、データ信頼度100%の状態で運用しています。
データ品質の担保
公開情報をもとに出走表・結果・払戻・直前情報を統合したうえで、次のような整合性チェックを行っています。
- ◆数値の範囲監視(勝率・連率・ST 等が仕様内に収まっているか)
- ◆各レースごとの整合確認(同一選手の重複・艇番抜け・着順抜け)
- ◆年・場ごとの件数バランス監視(過去分含め欠落があれば検知)
- ◆出走表と結果の突合(登録番号ベースで選手データが一貫しているか)
これらの検証は毎日自動で行われ、いずれかが崩れた場合は運営側に即アラート。 「気づかないうちにデータがおかしくなっている」状態を設計上作らないというのが、 BOATCRAFTのデータポリシーです。
リアルタイム取得の仕組み
競艇予想で最後に効くのは、締切直前のオッズ変動と展示タイムです。 BOATCRAFTは、ユーザーがレース画面を開いた瞬間に、その時点での最新オッズ・直前気象・展示タイムを反映した予測を返します。
「最新である」こと自体を価値にする
予測モデルに入力する特徴量の一部は、締切数分前まで値が変わり続けます。展示タイムは出走直前に更新され、 気象も刻々と変化し、オッズは投票の集まり方で絶えず動きます。 BOATCRAFTはこの「直前に変わる部分」を取り込んだうえで予測を再計算する設計になっており、 ユーザーが予測画面を見る時点で、古いデータが混じった予想にならないようにしています。
予測の限界について
正直に言います。 BOATCRAFTは、あなたを必ず勝たせるアプリではありません。
競艇はギャンブルであり、どんなに精度の高いAIモデルも不確実性を完全には排除できません。 選手の体調、突発的な気象変化、スタート事故、機械トラブル—— データに現れない要素がレース結果に影響します。
BOATCRAFTは、「あなたの予想を論理的に構築するための道具」を提供しますが、 最終的な投票判断は常にあなた自身の責任で行ってください。
こういう使い方を推奨しません
- ×生活費を投じる
- ×負けを取り返そうと金額を増やす
- ×AI予測を「確実に当たる」と期待する
- ×20歳未満での利用
推奨する使い方
- ○趣味の範囲で予算を決めて楽しむ
- ○勝ち負けより「予想の精度が上がる過程」を楽しむ
- ○23つまみで自分の仮説を検証する
- ○データ分析ツールとして使う